The Scream Munch, Edvard

脳は、目的地がわからないまま進むのは不安に思う。自分がどこから来た何なのか、ルーツも求める。今、草むらで「鐘叩き」が鳴いた。細い足と薄い羽をこすり合わせる。同類に話し掛けている。私の感情も掻き立てられる。共通の祖先達はこの方法で交信していたのかもしれない。安心は、視覚より嗅覚や聴覚の世界にありそうだ。

体には免疫力がある。細菌が侵入すれば白血球が闘う。癌細胞は自分自身なので増殖にまかす。脳にも同じ免疫力がある。危険の襲来で「不安」になる。危険が獣や戦争でなく「どう戦えばよいかわからない」相手だったら、不安は無限に増殖する。不安がレベルを超えると免疫力が低下、癌や自殺に至る。普段のその人からは考えられない行為の結果、命や社会的信用を断ってしまう人が増えている。魔が刺す。非科学的と無視することこそ非科学的。生きる限り「不安」は自分の一部。昔から「不安と共生する」知恵が伝わる

魔除け:危険を悪霊と見立てて具体化、これを防ぐ儀礼や呪物を講じることで不安を解消。元日の若水。節分の豆撒き。新生児に与える守り刀。貴人が帯びる至高の香り。風水は「五香」を用いる。

厄祓(やくばらい):厄は心に積もる『ほこり』。厄病神を呼ばぬよう沈香を焚いて煤払い。女参参、男四二「厄年」は人生の節目、「至高の香り」で大掃除。

供養:「供養とはもてなすこと。」「笑う門には福来たる」自分がにこやかだと、相手も穏やか。「優しい眼差し、穏やかな顔、温かい言葉、敬う心、思いやり、譲る心」。人をもてなす心が福をもたらす。良い香りで仏や故人をもてなす。沈香を用いる。

招福:鼻が福を招く。「悪いにおい」は危険を知らせ家内安全、無病息災。「良い香り」は和みとなり、家庭円満、千客万来、家運隆盛、子孫繁栄。